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既製品とオーダーメイド

先日、岩手の建具屋さんに頼んで作ってもらった窓を受け取りにレンタカーで岩手県葛巻まで行ってきました。
作業所にある綺麗な装飾や職人さんのお話など、とても勉強になりました。
言葉ではうまく伝わらないと思いますので、画像をいっぱいUPしておきます。

P4030098.jpg建具屋さんの減少と共にこういった建具用の機械も今はほとんど生産されておらず、機械が無くて建具を作るのが困難になっているそうです。
P4030097.jpg建具の木材は少しでも沿ってしまうと建具同士がぶつかるので、木目のまっすぐな長期間乾かした木だけを使います。
P4030099.jpg天気予報が外れて外は大雪。
P4030100.jpgこういった機械がもう作られていないそうです。
P4030101.jpg
P4030103.jpgこれは僕が頼んだ窓の一つ。非常に面倒くさいデザインを見事に再現してくれています。
P4030104.jpg棚には参考資料がいっぱい。時間があれば永遠読みまくりたいのに、残念。
P4030112.jpg普段街中ではまったく見かけない、綺麗な窓がたくさんありました。
P4030114.jpgこれは飾り障子のパーツ。
P4030116.jpg外は大雪なのに、だるまストーブ1台で広い工場全体がぽかぽか暖かかったです。奥のタイルシンクに注目!
P4030117.jpgこのタイルシンク、奥の淵が曲線です。タイルシンクが大好きで自分でも1つ持っていますが、和風のタイルシンクで内淵にRをとっているのは初めて見ました。ここの様に田昔でシンクを買う場合は昔は全てオーダーメイドだったそうです。
P4030121.jpgプレス機です
P4030124.jpg
P4030127.jpg
P4030131.jpg
P4030145.jpg
P4030133.jpgこれはアルミの窓。アルミでもこんな洒落た窓があるのを知りませんでした。アルミサッシはどう工夫しても家の外観をかっこ悪くしてしまう印象を持っていましたが、これなら隙間風無く且つ綺麗な家になりますね。
P4030129.jpgこの小箱は全てふすまの引き手が入っています。
P4030155.jpg色とりどりの引き手達
P4030157.jpgこれらは全て既に生産中止だそうです
P4030158.jpgそんな中、紙に包まれてひときわ大事にされている引き手が
P4030159.jpgお城などに使われる金箔の引き手です
P4030160.jpgいつまで見ても見飽きない魅力はいったいどこから来るんだろう・・・
P4030272.jpgせっかくだから2つ下さるとの事!  これと
P4030273.jpgこれをいただきました!!
P4030170.jpg外はこんな大雪なのに、広い工場の2階にもかかわらず、1階にある薪ストーブの熱で室内はじんわりぽかぽかです。
P4030171.jpg
P4030167.jpgどんな質問にも的確に答えてくれる職人な建具屋さんと、極度に猫背な僕
P4030172.jpgアルミとは違う、沿ったり縮んだり膨らんだりする木で、どうやって精密な建具を作るのか、その話からは受け継ぎ積み重ねられた深さが感じられました。
P4030177.jpgこういった装飾建具
P4030178.jpgオーダーメイドなのでとても高価そうに見えますが
P4030179.jpg実は
P4030180.jpg大手メーカーが出している規格品の普通の建具とほぼ同額
P4030181.jpg物によってはむしろ安いんです
P4030182.jpg無論高い仲介料をとる仲介業者などを通してしまうとまた話は違いますが、直接建具屋さんに電話でオーダーするだけで、現場で家を作っている大工さんと打ち合わせをしてくれ、安価に注文どおりに作ってくれます。
P4030183.jpgではなぜ誰もオーダーしないのか?
P4030184.jpg家作りを工務店にまかせっきりな人ばかりだから
P4030185.jpg一生懸命貯めた大切なお金で立てるマイホームなのだから
P4030186.jpg金額も変わらないのだから
P4030187.jpg良い物を作ってもらったほうが良くないですか?
P4030192.jpgこんなに良い物をしかも安価に作る建具屋さんに仕事がこないなんて、おかしいと思います
P4030203.jpgこの二人が触っている木の部分
P4030204.jpg何の塗装もしていないそう
P4030205.jpg長年機械を操作してきた人の手の油で自然とこのつやが出てきています。とても綺麗
P4030206.jpg昔の木窓にはめるのは2mm厚ガラスですが
P4030207.jpgこういった2mmの型ガラスはもう30年以上前に製造中止。現行では、透明、すり、なしじ、の3種しかありません。
P4030208.jpg今では入手が非常に困難です。3mm厚の型ガラスも20年ほど前に製造中止されています。
P4030210.jpg木枠には見た目に華奢で儚さを感じる2mm厚ガラスが一番合うと僕は思います。
P4030212.jpgまたこういった綺麗なガラスが製造再開してくれると良いな
P4030216.jpg旅行や食事、車にお金をかける様に
P4030230.jpg毎日過ごす自分の家や部屋、
P4030238.jpg是非皆さんも建具に凝ってみてはいかがでしょう!
P4030240.jpgこんな綺麗な建具に囲まれた毎日
P4030248.jpg想像しただけでニヤニヤしてしまいます
P4030249.jpg
P4030254.jpg次回、この建具を塗装して希少な型ガラスをはめて完成した姿を紹介します。
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ドアーズ

P3270038.jpg柿渋を2度塗りした壁と、柿渋に松煤を混ぜたものを塗った床の、塗った翌日の色です
P3270039.jpgしみこませて色をつけるため、液だれを防ぐため厚塗りできない壁は、厚塗りできる床より色がつき辛いです
P3270040.jpg周囲全てに柿渋を塗っているので、塗り立て独特のにおいが充満していますが、これも1ヶ月ほどでぬけるそう
P3270041.jpg柿渋は塗って1週間程度、徐々に色が濃くなっていきました
P3270042.jpgといっても、web上でよく見かける施工例と比べると、色の変化があまりない様に感じます
P3270044.jpg寒いと変化しづらいのかもしれません

2階で塗り作業をしている間、1階では電気屋さんが配電作業をしていました
P3300045.jpg白く写っているのは碍子(がいし)といって、昔の家で電線を這わせる際に用いたもの。今でも外資で電線を這わせるのは合法ですが、漏電が怖いので見えるところだけ碍子で這わせ、屋根裏など見えないところは通常の外皮にくるまれたケーブルを這わせてもらいます
P3300049.jpg碍子はもう数十年前に製造中止になっているので入手がとても困難。近所の古い家の解体作業などがあると、そこの業者さんに頼んで邪魔にならないように少しづつ集めてきたものです
電線のたわみ取りなど、まだこの作業は等分続くので、この碍子を張り終えた画像は、また次の機会にお見せします

今度はドア作り
初めてのドア作り
角材で格子を作り両面にベニアを貼る、フラッシュと呼ばれる一番簡単なドアを作ります
これがなぜフラッシュと呼ばれるのか、大工さんも知らないそうです
作る数は5枚、作りはじめと最後のものでは出来がかなり違っているんだろうな、、、
P3300057.jpg1枚目はここ、トイレのドアを作っていきます
なんでまず、角材で格子を作り、漢字の“目”の様に補強を入れます
どんなに正確に木材を切断、接合しても、完全な長方形にはなかなかなりません
そこで、ベニアの正確な90度に交わる2つの辺を利用し、格子を修正します
P3310061.jpg次に木工用ボンドを水で適度に薄め、まんべんなく塗り
P3310062.jpgベニアを合わせ、四辺のうち一辺だけ仮留めします
P3310063.jpgみどり色のものはかり止め用の釘です
P3310066.jpg仮留めを打っていない角をクランプではさみ、格子がベニアに合うまで金づちで格子をたたきます
これで長方形の完成!
ベニア全体に大体15cm間隔で仮留めの釘を打ちます。
P3310059.jpg裏面にも同様にボンドを塗り、ベニアを接着、仮留めをし、一晩乾かします
P3310067.jpgボンドが乾いたら仮留めを抜き、はみ出たベニアをのこぎりやかんなで取り除いて、ドアのベースが完成。
次に蝶番の溝を掘ります
ドア側面に蝶番の付く位置を決めます
大工さんの基本として蝶番2枚の場合、上は蝶番2枚分、下は蝶番2枚半分空けるそうですが、今回は上下とも2枚分空けました(特に意味はありません。フラッシュは軽量トビラで負荷が軽いので、蝶番の位置はそんなにシビアにならなくても良いそう)
P4010069.jpgノミで蝶番の溝を彫ります
P4010070.jpg蝶番が合わさった時にちょうど平になるように溝の深さを調整
P4010072.jpg平らになりました
P4010074.jpgドアに蝶番を固定
P4010076.jpgドアらしくなってきました
このドアはトイレ用、鍵付のノブを取り付けます
P4010077.jpgドアノブは以前から憧れ(?)ていた、昭和初期の匂いがぷんぷんするthe昭和なこれにしました
このドアノブはロックする歯(っていうんでしょうか?)がドアの外にあるので、ドア側面に穴を開ける必要もなく楽ちん
P4010079.jpgノブを付けたらドアを壁に仮付けし、対面の壁にドアロック用の穴を開けて完成!
P4010080.jpg今は殺風景なベニアがむき出しですが、施工が落ち着いたら絵を描く予定です
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じゃーす

Author:じゃーす
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